部門のご案内 視能訓練室

視能訓練室 -Orthoptics Room-

視能訓練室には、視能訓練士が所属しております。
視能訓練士は、医師の指示のもとに眼科検査(視機能検査)・視能訓練を行います。
当院の視能訓練室では、医師の診断に基づき、視機能検査以外にも視覚障害者のリハビリ(ロービジョンケア)や、小児の斜視弱視訓練を行っています。
他にも、当院健診センターでの視機能検査・眼底写真撮影などの検査を行っています。斜視弱視視能訓練・ロービジョンケアを希望される方は、眼科での検査・診察後に計画を立て、行っています。

視能訓練室 所属 1名 (平成30年1月現在)
視能訓練士 小椋 佑樹
所属学会等

視能訓練士実習施設指導者等養成講習会 修了(第941号 平成22年7月19日)
認定視能訓練士(認定番号 00284 認定日 平成27年4月1日)

  • 日本視能訓練士協会
  • 日本弱視斜視学会
  • 日本ロービジョン学会
  • 日本コンタクトレンズ学会
  • 日本神経眼科学会

見えにくい方のための特殊なルーペや携帯型・据置型拡大読書器などの視覚補助具を一通り揃えていますので、見えにくい事でお困りの事がありましたら、ご相談ください。

視覚補助具 (補装具)

補装具(ほそうぐ)とは、一言で簡単に言えば、主に「体に身につけて使用するもの」が挙げられます。
見えにくい方向けの、眼の補装具では

  • 眼鏡(ルーペ・単眼鏡・遮光眼鏡・弱視眼鏡・コンタクトレンズも含まれます)
  • 白杖(「はくじょう」と読みます)
  • 義眼

があります。
補装具の値段は数千円程度から数万円するものもありますが、身体障害者手帳(視覚障害)を持っていれば、その等級によっては、市町村に書類を申請して、購入の手続きを取れば定価の1割の負担で購入する事も可能な場合があります。(補装具費の支給)
市町村によっては、等級により、補助が出ない事もありますし、支給に該当する等級であったとしても、本人や世帯の収入によっては、補助が出ない事もあれば定価の1割の負担も免除される事もあります。
当院では、視覚補助具の選定や申請書類作成の補助を行います。

主に近くを見るためのルーペ(拡大鏡)です。
ホームセンターやデパートなどで買えるルーペは、視力が良い一般の方向けの2-3倍程度の低倍率なものがほとんどですが見えにくい方用の5倍や10倍といった高倍率のルーペをご用意しています。
高倍率のルーペは、数mm、レンズを紙面から遠ざけるだけで、ピントが合わなくなるため一定の距離を保ったままでの、長時間の使用が難しい方もいます。
そのような場合は、ルーペの持ち手部分に合わせた、ルーペ保持台を作成する事で使用しやすくなる事もあります。
小椋が設計、作成を行っているのでmm単位での高さの調整や、持ち手の形状の仕様変更、ネジ穴の作成なども可能です。

主に遠くを見る用の単眼鏡(たんがんきょう)です。
遠くだけでなく、近くの物にもピントが合う単眼鏡もあります。
高倍率になるほど、見える範囲が狭くなり手ぶれによる像の揺れも出てきますのでルーペに比べて、やや扱いが難しく使いこなすには練習が必要です。
単眼鏡を使用している方がどこを見ているかを第三者が確認するためのレーザーポインターを使用すると、使用者が見ている所を把握する事ができるようになるため、単眼鏡の練習時にレーザーポインターを用いると効率の良い練習ができるかもしれません。
単眼鏡に合わせたレーザーポインターホルダーなども設計・作成しています。
まぶしさを軽減する遮光眼鏡(しゃこうがんきょう)です。
眼の病気の中には、「まぶしさ」を引き起こすものもあり、そのまぶしさによって見えにくくなる事があります。
遮光眼鏡は、そのようなまぶしさを和らげます。
主に近くを見るための弱視眼鏡です。
ルーペでは、近くの作業を行う時にルーペを持たないといけないために片手が塞がってしまいますが眼鏡にレンズをとりつける弱視眼鏡であれば両手での作業も可能になります。
ただ、拡大読書器が普及するにつれ弱視眼鏡の需要は少なくなってしまいました。
片眼を怪我や病気で眼を摘出した、または角膜が白く濁ってしまった際に用いる義眼のサンプルです。
義眼の処方は義眼作成の業者を紹介していますが、ソフトコンタクトレンズタイプの義眼の処方や、義眼の付け外し、ケアなどは当院でも行っておりますので、ご相談ください。

視覚障害者のシンボルとされる白杖(はくじょう)です。
数歩前の路面の状態や、人や物の存在を確認する事が出来ます。
白杖には、折りたたみ式と、そうでないタイプがあります。
折りたたみ式や、伸縮する白杖は、短くしての収納が可能になりますが、やや強度が劣ります。
折りたたみ式でないタイプ(直杖:ちょくじょう、とも言います。)は収納には不便ですが、折りたたみ式よりも頑丈です。
簡単な使い方や特徴を説明する事はできますが白杖を使用した高度な歩行訓練などは市役所の障がい福祉課などに紹介させて頂いております。(視覚障害者訪問訓練事業)

視覚補助具 (日常生活用具)

日常生活用具とは、一言で簡単に言えば「普段の生活の中で使うもの」です。
見えにくい方の日常生活を行いやすくする日常生活用具には、色んな種類の物があります。

  • 視覚障害者用拡大読書器…(ビデオカメラで撮影した物をモニターに拡大して映す)
  • 視覚障害者用ポータブルレコーダー…(会話を録音したり、再生する事ができます。)
  • 盲人用体温計…(測った体温を音声で知らせます)
  • 盲人用体重計…(測った体重を音声で知らせます)
  • 盲人用時計…(今の時刻を音声や触覚で知らせます)
  • 点字器…(点字を刻印したりする事が出来る)など。

日常生活用具は、数千円から数十万円するものまで、値段が様々です。
2000円程度の音声時計もあれば、19万8000円の拡大読書器といったように値段に幅がありますが、身体障害者手帳(視覚障害)を持っていれば、その等級によっては、市町村に書類を申請して、購入の手続きを取れば定価の1割の負担で購入する事も可能な場合があります。(日常生活用具の給付)
市町村によっては、等級により、補助が出ない事もありますし、支給に該当する等級であったとしても、本人や世帯の収入によっては、補助が出ない事もあれば定価の1割の負担も免除される事もあります。

当院では、日常生活用具の選定や申請書類作成の補助を行います。

補装具や日常生活用具は、無制限に申請できるわけではなく、市町村によっては制限がある事もあるため、日常生活用具の中で必要とする物の中で、最も高価な日常生活用具の購入を、身体障害者手帳(視覚障害)での補助を使い市役所に購入の申請を行い、他の必要とする日常生活用具は、補助を使わずに購入して頂く事が多いようです。
(視覚障害者用の日常生活用具の中では拡大読書器が高価な部類に入ります)

視覚障害者は、ある程度の視力や視野が残っている場合が多く、拡大読書器などの日常生活用具を使う事で、残った視機能を有効に使い、新聞を読んだり、手紙などを書いたりする事ができるようになる事があります。
(新しく点字などを習われる方もいますが、高齢な方では難しい事もあります)

そのため、当院では日常生活用具の中でも、拡大読書器の申請が多いのですが拡大読書器は、一度申請して補助を受けると、次に補助を受ける事が出来るのは原則8年後であるため、自身に合った拡大読書器を試用して、納得してから申請しないと後悔する事もあるかもしれません。
(日常生活用具や補装具は、国によって耐用年数が決められており、その耐用年数を経過しないと新しい申請が通らない事があります。拡大読書器は耐用年数が8年と設定されていますが、年度ごとに見直される事もあるかもしれません。)
拡大読書器の申請前には、なるべく多くの拡大読書器を試用する事をお勧めします。

下記の拡大読書器・日常生活用具は、視能訓練室にありますのでいつでも試用する事が出来ます。

  • 当院で試用できる「携帯(けいたい)型拡大読書器」
  • 当院で試用できる「据置(すえおき)型拡大読書器」
  • 当院で試用できる「日常生活用具(拡大読書器 以外)」

視覚補助具 (携帯型拡大読書器)

拡大読書器は、主に、バッテリーで稼働する「携帯型拡大読書器」と、コンセントがある場所で使う「据置型拡大読書器」に分かれます。

小椋が視能訓練士になった15年くらい前は、携帯型拡大読書器の数は少なかったのですが、今現在では、技術の進歩からか、豊富な種類の携帯型拡大読書器があります。
携帯型は倍率が低いものが多いため、重度の視覚障害の方では役に立たない事もありますが、屋外に持ち出して使用できるため、利便性が高く、軽量な事から女性や高齢者でも持ち運びしやすい利点があります。

Optelec社の携帯型拡大読書器です。
7インチ、5インチ、3.5インチと様々な大きさがあります。
大きなモニターは見やすく、一度に見える範囲も広いのですが、重量も重くなり、携帯しにくくなるため、大きなモニターが必ずしも良いとは言えません。
Freedom Scientific社の携帯型拡大読書器RubyとRuby XL HDです。
5インチ、4インチがあります。
持ち手を伸ばす事ができるのでルーペのような持ち方ができます。Rubyは市販の単四電池で稼働しますがRuby XL HDはリチウムイオンバッテリーで稼働します。
写真右側のPebbleもRubyと同様に持ち手を伸ばす事ができるのでルーペのような使い方ができます。
また、pebbleは単三電池で稼働するので屋外での電池切れでも、市販の単三電池でまた使用する事ができます。
写真左側は、amigoという拡大読書器です。画面も大きいのですが、テレビにつないでより拡大した映像を映す事が出来ます。
各社の携帯型拡大読書器です。
拡大読書器は高価なものは198000円以上のものもあれば、2~4万円程度のものもあります。
一見似たような機器もありますが、拡大倍率や形状、価格、購入後の保障内容も違うので各社の拡大読書器を、比較して、試用してから購入された方が良いかもしれません。
ズーマックススノー7HDは、画面が7インチと大きい携帯型拡大読書器です。
同じ7インチの画面の拡大読書器と比べると軽量であり、HDMIケーブルにてテレビやパソコンモニターに繋いでより大きな画面で文字を確認する事もできます。
他の携帯型拡大読書器に比べ、保証が5年と長く、バッテリー無償交換などのアフターサービスも充実しています。
amigoHDは、ズーマックススノー7HDと似た機能の携帯型拡大読書機です。
主な違いは、amigoHDは本体裏面の持ち手が滑りにくい素材で作られている事、画面の明るさの調整を行える点、使用者に合わせた豊富なカラー設定ができる事などが挙げられます。
ただ、ズーマックススノー7HDよりも重量が100gほど重く、保証も2年とやや短い事が欠点です。
左側のアシストビジョンAV-300はペン型のカメラを手に持つ事でモニターにカメラで撮影された映像を映します。
右側のクイックルックは、携帯型の拡大読書器が発売され始めた頃に発売されたものです。
今現在では、もう少し高性能な拡大読書器が多く販売されています。
オリンピアは、付属のスタンドを下に敷く事で筆記するためのスペースが確保しやすいという利点があります。(スタンドなしでも使えます)
またテレビの映像端子(コンポジット端子)に繋ぐ事で、テレビの画面で、より大きな映像を映す事ができます。
ただし、バッテリーが別売りとなっているためバッテリーを購入しなかった場合、コンセントがある所でしか使用する事ができません。
アイファインは眼鏡に取り付けて用いる拡大読書器で、単三電池4本で稼働します。
遠くや近くに顔を向けるだけで遠くや近くに自動でピントを合わせる事ができるので、他の拡大読書器を使いなれない方では有効な事もありますが拡大倍率が他の拡大読書器に比べると低倍率であるため、重度の視覚障害では役に立たない事もあります。


トランスフォーマーは、パソコンのUSB端子から、撮影した画像を送り、パソコンのモニターに拡大読書器の映像を表示します。
もちろん、デスクトップパソコンだけでなく、ノートパソコンでも使う事ができ、トランスフォーマー自身もバッテリーで稼働します。
コンパクトに収納する事も可能です。

視覚補助具 (据置型拡大読書器)

据置型拡大読書器は、主に室内で家庭用コンセントにつないだ状態で使用します。
携帯型に比べれば、携帯して持ち運ぶ事は困難ですが、軽量な機種も一部あります。
テレビやパソコンモニターを利用するため、画面が大きい事や拡大読書器のカメラから撮影対象までの距離が遠くてもピントが合いやすいため読み書きが行いやすいだけでなく、拡大読書器によっては爪切りや化粧といった読み書き以外の用途としても使う事が出来ます。

拡大倍率が携帯型拡大読書器よりも大きいため、携帯型拡大読書器では文字の読み書きができなかった視覚障害者でも、据置型拡大読書器では文字の読み書きができる事もあります。

VS-5は、テレビの映像端子に繋いで使う拡大読書器です。
VS-5は、据置型拡大読書器としては拡大倍率はやや低めですが、拡大読書器本体が小型軽量であるため、高齢者や女性でも、バックなどに入れて持ち運びする事が容易です。
VS-1500は、テレビの映像端子に繋いで使う拡大読書器です。
拡大倍率は高く、カメラとの距離が広く取れるので、筆記も容易に行えます。
据置型拡大読書器の多くは、モニターと拡大読書器が別々であるため、モニターが故障しても、モニターだけ交換すれば再び使用できる事もあります。
また、モニターの画面サイズを大きいものに交換すれば、拡大倍率を多少上げる事もできます。
アシストビジョンネオも、テレビの映像端子に繋いで使う拡大読書器です。
VS-1500ではできなかった、カラーでの表示や、ビデオカメラなどをつないで黒板の文字など遠くの物をモニターに映す事も可能です。
据置型拡大読書器はスライドテーブルに本などを載せる事で、スムーズに文字を読む事ができます。
ただし、拡大読書器を使った文章の読み方にはコツがあり、慣れない内は乗り物酔いに似たような気持ち悪さを感じる事もあります。
パソコンモニターを使用した据置型拡大読書器のトパーズです。
パソコンモニターを使用した事でテレビよりも詳細な表示が可能です。
写真にあるように青背景に黄色文字といったように、文字色・背景色の組み合わせの種類も増えています。
操作ダイアルなども、これまでの拡大読書器と同じような位置にありまた、機能もシンプルなため従来の据置型拡大読書器を使用していた方であれば、問題なく使用できるかと思います。
この機種は今、現在は発売していませんが、カメラの形状が特殊で、左の写真のように手前側にレンズを向ければ、顔に、下に向ければ、紙面などに、奥に向ければ遠方にピントが合います。
操作はやや特殊ですが、化粧などの他の拡大読書器では行いにくい事ができます。
別の拡大読書器では、似たようなカメラの形状のものが現在も販売されています。
パソコンモニターを使用した据置型拡大読書器のクリアビュープラス(22インチモデル)です。
トパーズとの主な違いはモニターを傾けて縦向き表示にできる点、操作ダイアルがスライドテーブルに集中している点です。
横向きの文字を読む時は、モニターも横向きにした方が見やすいのですが、日本語の小説や新聞など縦書きで書かれた文章を横向きのモニターで見ると、どうしても一画面内に入る縦書きの文字数が少なくなってしまいます。
クリアビュープラスではモニターを手で傾ける事で縦書き記載の文章にも容易に対応できます。(自動で切り替え)
操作ダイアルでできる事はトパーズよりも多いのですが、ダイアルやボタンも多いため、操作に慣れるのにトパーズよりも、やや時間がかかるかもしれません。
よむべえは、拡大読書器に分類されますがパソコンとスキャナが一体型になっておりスキャナで読み取った文章を、音声で読んでくれる機器です。(パソコンモニターに読み取った文字を表示する事もできます。)
操作に慣れが必要であり、他の拡大読書器に比べると、練習が必要です。
また、文章もきれいに印刷された文字で いと認識できないため、使用したい環境によっては、役に立たない事もあります。

視覚補助具 (拡大読書器以外の日常生活用具・その他)

補装具や日常生活用具以外にも、見えにくい方の日常生活を少し便利にするような用品も紹介しています。

パソコンのキーボードの文字が見えにくい場合は、キーボードの文字を拡大して印刷した紙をキーサイズに切りそれをラミネートして、両面テープでキートップに貼りつけます。キーボードの保護カバーを上からかぶせれば剥がれる事も少ないです。ただ、両面テープでは剥がれる事もあるので試してみて、役に立つと感じたらキートップの文字が大きく印字された視覚障害者用のキーボードを使うと良いかもしれません。
夜盲(やもう)と言って、薄暗い所で見えにくくなるような症状のある方ではフラッシュライトと言って非常に明るい光で照らすライトを使うと薄暗い場所や夜道でも行動しやすいかもしれません。フラッシュライトは特殊な形状のバッテリーを使うものが多いのですが、今現在では購入しやすい単三電池(単三充電池)で稼働するものもあるので、ランニングコストも低く、日常的な使用にも向いているかもしれません。


拡大鏡(拡大ミラー)です。視覚障害があると、身だしなみを整えるのが困難になってしまい、外出するのが億劫になってしまう方もいますが、特殊な拡大鏡を使う事で、自身の容姿を確認しやすくなります。左側の写真中央は、通常の鏡と同じですが左側の写真下側は、通常の鏡よりも7倍の拡大倍率を持っています。(鏡とぬいぐるみの距離は変わっていません 鏡の表面と裏面で倍率が違います。)このような拡大鏡は、特殊なメイクや必要とするような演劇関係の職業や、細かな化粧を行う際に使われるのですが、見えにくい方自身が化粧をされる際にも有用かもしれません。
見えにくい方では、手紙などの文章をそのまま書こうとしても、まっすぐに書けない事もあります。手紙などの用紙の上にタイポスコープという枠を置く事でその枠内に文章を収める事もできます。プラスチックの板やカッターを使えばタイポスコープは自作する事も出来るので葉書の宛名など自身の必要とするタイポスコープを作成すると、筆記が行いやすくなるかもしれません。
糖尿病手帳など、患者自身が書きこんだり確認したりするものでは、見えにくい方だと記入や確認ができない事から、自身の検査結果を把握できず、治療に対しての意欲を保てない事もあるかもしれません。このような場合は、糖尿病手帳と同じような書式で、視覚障害者自身が見やすい記入用紙をパソコンソフトで作成し、A4用紙やA3用紙に拡大印刷して、記入してもらう、といったような方法もあります。(バインダーで綴じる事も出来ますね。)
鍵を使う場合、鍵の形状を見て、正しい鍵を選びますが、視覚障害者では困難な事もあります。鍵にキーホルダーを付ける事で、鍵の認識を行いやすくする方法もあります。普通のキーホルダーでも良いのですが左のようなキーホルダーなら、突起が1~5個まで付いているので「突起が2個なら家の鍵」といった認識方法もできますね。
食事の時に、見えにくかったりすると ソースやマヨネーズのような調味料の 適当な量が分からない事がありますが、 一押しで一定量しか出ない調味料ケースを 使う事で、調味料の量を把握する事ができます。ソースと醤油のように似たような色の調味料で見分けがつきにくい場合は、調味料容器の1つに輪ゴムを巻いておき、「輪ゴムの方はソース」といったように、触覚を用いた判別方法もあります。このような触覚を使った判断方法は砂糖と塩の容器の判別や シャンプーやリンスのような、似たような 容器の判別にも役に立ちます。

小児用の検査機器

小児では眼の検査を行う事が難しい事もありますが、当院では小児用の眼の検査機器も揃えております。

携帯型の屈折検査機器retinomaxです。
眼科での「屈折検査」は、簡単に言うと近視や遠視や乱視の度数を調べる検査で屈折に異常があると「屈折異常」と言ったりします。
小児の屈折異常の程度によっては「弱視」といって、眼鏡やコンタクトレンズを使っても、視力が向上しにくい状態になってしまう事があるため、屈折異常の早期発見と眼鏡やコンタクトレンズによる屈折矯正が大切です。
小児では、検査機器の顎台に顎を 載せられなかったり、検査室に入る事も 嫌がったりする事もありますが携帯できる屈折検査機器なら、待合室に持っていって、お母さんに抱っこされた状態でも検査する事ができます。
検査は数秒で痛みもなく終わります。
小児用の視力検査道具の森実ドットカードやBroken Wheel testです。
ランドルト環(C)の切れ目を答える視力検査は4歳~5歳ぐらいにならないと難しい事もあります。
森実ドットカードは動物の眼の位置を指す事でBroken Wheel Testは2枚のカードの内、車のタイヤが切れている方を指させる事で視力検査を行いますが、3歳ぐらいでは検査の正確性が低い事もあるため、別の日に再検査を行う事もあります。
両眼視機能検査(立体視)で使う検査機器です。
眼の位置ずれがみられる斜視や、弱視であったりすると、両眼視機能が低下している事もあります。
両眼を使ってきちんと見る事が出来ていれば立体的に飛び出して見えるような表を使って両眼視機能を調べる事が出来ます。
小児では、正確に検査を行う事が、困難である事もあるため、数種類の両眼視機能検査を行って、それらの検査結果を比較して、検査が正確にできているか検討する事もあります。
デジタル一眼レフカメラと医療用に作られたレンズのメディカルニッコール120mmです。
斜視などの眼の位置ずれを把握するには眼位検査を行いますが、小児では不機嫌になってしまうと、満足に検査できない事もよくあります。
上手く検査ができない場合でも、小児の顔写真や眼の位置ずれの写真を記録する事で診察の役に立つ事もあります。
ガングリップを取り付ける事で片手での撮影も可能となるので、小児の頭を支えながら撮影を行う事も可能になります。
他にも、眼瞼下垂などの術前術後の顔貌撮影や、付属の近接レンズを使って、ハードコンタクトレンズの傷や欠けの撮影も行います。