病院概要 院長ごあいさつ

 

病院全体で最高・最良・最善の医療に取り組む

このたび市立伊勢総合病院の院長に就任いたしました。今後はより一層、地域の皆様の命と健康を守ることに、病院全体で取り組んで参りたいと存じます。
新病院では、急性期医療を基本にした病院完結型の医療を目指します。急性期から回復期、慢性期へと切れ目のない医療を提供していきたいと存じます。そのために、急性期病棟、回復期病棟、地域包括ケア病棟を設置します。さらに、ホスピス病棟では、痛みや精神的苦痛を取り除く治療を行います。
経営改善は、どうしても行わなければなりません。しかしながら、収入・収益増ありきではありません。医療人たるもの、常に最高・最良・最善の医療を提供することを心がけねばなりません。そうすれば、病院の収益は後からついてきます。私が若かりし頃、恩師からそのように指導を受け、恩師のその言葉を実践してまいりました。
私の出身母体である整形外科では、平成13年に整形外科部長に就任して以来、その考えに基づいて医療を提供してまいりました。今後はこれを病院全体に広げていきたいと思います。
経営の改善にあたっては、事業管理者とともに取り組んでまいりますが、医業と経営の責任者を分けることで、院長が医療のレベル・品質の向上に集中して取り組めることは、今後の病院運営に非常に有効であると考えます。
これまで以上に、病院全体でスタッフの技術を高め、最高・最良・最善の医療を目標に精進して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。