部門のご案内 栄養管理室

栄養管理室では、病院食の提供・栄養管理・栄養相談を行っています。
食事は、医師の指示のもと、病状に合わせた治療食や、嚥下調整食など食べる力に応じた食形態で提供しています。
調理においては、衛生面に十分に注意し、安全で美味しい食事づくりに励んでいます。食材は市内の販売店の野菜・肉・果物・乳製品を使用し、米は三重県産こしひかりを提供しています。
また、各病棟担当の管理栄養士が食物アレルギーの対応、摂取量が少ない方の食事内容を検討し、個々の病態に合わせた栄養管理を目指しています。
食事療法が必要な入院・外来患者さんには主治医の依頼により、献立の立て方や調理方法をお話させていただきます。食事でお困りの方は、主治医にご相談ください。

業務内容

食事の提供

食事は治療に欠かすことのできないもののひとつであり、また入院中の患者さんにとっては楽しみのひとつでもあります。みなさまのご期待に沿えるよう、できるだけ温かくておいしい食事を提供できるよう励んでいます。
年に2回嗜好調査を実施し、アンケート用紙回収の際には患者さんのベットサイドへ伺い、生の声をお聞かせいただき、サービスの向上に努めています。

食事時間

朝食 8:00  昼食 12:00  夕食 18:00

選択メニュー

特に食事制限のない常食の患者さんを対象に、週に2回、朝食と昼食に選択メニューを実施しています。

行事食

単調な入院生活の中でも季節を感じていただけるように、季節ごとに行事食を取り入れています。また、お誕生日の方にはメッセージカードを添えさせていただいています。

桃の節句 2024年3月1日

クリスマス 2023年12月25日

行事食たなばた

七夕 2024年7月5日

秋の行事食 2024年10月18日

食事形態の対応

【主食】

ご飯 軟飯 全粥 5分粥 全粥とろみ付き プリン状粥
(全粥ミキサー酵素入り)
嚥下調整食分類2021※
3 2-1

【副食】やわらかさ

常菜 軟菜 軟々菜
とろみ無し
軟々菜
とろみ付き
ミキサーとろみ
咀嚼嚥下に問題のない方への形態 咀嚼能力がやや弱い方への形態 歯茎で押しつぶしができる硬さの形態 舌と口蓋で押しつぶしができる硬さ、離水に配慮した形態 粒がなくなるまでミキサーにかけ、とろみをつけた均質でなめらかな形態
嚥下調整食分類2021※
4 3 2-1

※「日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2021」より

【副食】大きさ

一口大 きざみ
2~3cmの大きさにカット 2~3mmに刻み、とろみあんを混ぜ込む

栄養食事指導

対象疾患

  • 糖尿病
  • 肥満
  • 脂質異常症
  • 高血圧症
  • 心臓病
  • 腎臓病
  • 肝臓病
  • 胃腸疾患
  • 消化管術後
  • がん
  • 低栄養
  • 摂食・嚥下機能低下 など

相談時間(予約制)

平日 9:00~16:00

主治医の指示により、患者さん個々の生活習慣や食習慣を考慮した内容で、患者さんやご家族にわかりやすく、そして実践しやすい内容を心がけています。
(ご予約制となっておりますので、一度、主治医にご相談ください。)
また、食事療法外来の患者さんを中心に定期的に3日間の食事記録を持参していただき、一緒に食生活を振り返るなど、患者さんの実際の食生活をもとに継続した栄養食事相談を行っています。
このほかにも、生活習慣病予防チームと連携して糖尿病教室を開催しています。

チーム医療

栄養サポートチーム(NST)・生活習慣病予防チーム・褥瘡回診等、様々な場面において多職種で支援をさせていただいています。