診療科のご案内 形成外科

形成外科の診療体制について

2021年4月1日より常勤医師2名体制となりました。

当科の概要・特色

形成外科は、身体の表面の形や色の生まれつきの異常、ケガやヤケドなどの外傷又はその傷跡や変形、腫瘍切除などの手術後の傷跡、変形や欠損等に対する治療を行う専門外科です。

当院は、レーザー・光治療器を5台所有しており、あざの治療を保険診療で行っています。また、美容外科(レーザー脱毛、しみ取り、ほくろ除去、フォトフェイシャル(光治療)など)の診療も行います。

診察内容と対象疾患

各疾患の詳細は形成外科学会のHP(https://jsprs.or.jp/general/disease/)をご参照ください。

けが・きずあと

  • 新鮮外傷、熱傷

    全身管理が必要な広範囲な外傷、熱傷については他院に紹介します。

    小範囲であれば外来での軟膏処置、入院・手術による治療も可能です。

  • 顔面骨骨折および軟部組織損傷

    鼻骨骨折、眼窩底骨折、頬骨骨折といった骨折について治療を行うことができます。形成外科的な縫合法で、傷跡(瘢痕)が最小限に済むようにしています。 顔面骨骨折では鼻骨骨折、頬骨骨折、眼窩底骨折を扱っています。 耳鼻いんこう科・歯科口腔外科・眼科などとも協力し、機能的にはもちろん整容的美容的にも適切な治療を行えるような体制を整えています。

    また、外傷性色素沈着が起きた場合、レーザーによる治療も行うことができます。

  • 瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド

    手術による形成術、貼付薬やテーピングなどによる保存療法を行っています。

  • 褥瘡、難治性潰瘍

    外来通院で軟膏治療や陰圧閉鎖療法を行っています。治癒が難しい場合は皮弁術などでの手術加療も行っています。

生まれつきの病気

  • 母斑、血管腫

    V-beamレーザー(VbeamⅡ Perfecta)、Qスイッチ式ルビーレーザー(The Ruby Z1 Nexus)を所有しており、苺状血管腫(乳児血管腫)、単純性血管腫、扁平母斑、太田母斑に対するレーザー治療を行っています。血管腫、血管奇形についてはレーザー・手術以外の適切な治療が必要な場合は他院をご紹介させていただきます。

  • 唇裂・口蓋裂

    専門のチームによる治療が望ましいため大学病院などの施設にご紹介します

  • 手、足の先天異常

    3歳以上の小児のみ手術による治療が可能となりますので、それより早い時期での手術加療が望ましい場合は他施設にご紹介します。

  • その他生まれつきの異常

    先天性眼瞼下垂や眼瞼内反症などの眼瞼疾患や、埋没耳、副耳、立ち耳といった耳介形成異常を扱っています。

腫瘍

  • 良性腫瘍

    母斑細胞性母斑などの皮膚腫瘍や表皮嚢腫(粉瘤)、脂肪腫といった皮下腫瘍に対し手術痕ができるだけ目立たない形で手術治療を行っています。

  • 悪性腫瘍それに関連する再建

    顔面の皮膚悪性腫瘍(基底細胞癌、有棘細胞癌)を主に治療しています。顔面の変形をなるべく最小限とするよう再建も行います。

その他

眼瞼下垂に対する手術加療、毛巣洞、巻き爪・陥入爪、腋臭症に対する手術加療も行います。

美容外科

主にしみ(肝斑、老人性色素斑、雀卵斑など)に対する治療を行っています。肝斑に対しては自費での内服治療、色素斑に対してはQスイッチルビーレーザー、IPL(M22)などでのレーザー治療も行います。また、アレキサンドライトレーザー(Gentle Max Pro)による脱毛も取り扱っております。ほくろや首のいぼに対してはCO2レーザー(AcuPulse)での除去も行います。

Vbeam
Vbeam
Ruby
Ruby
M22
M22
Gentle
Gentle

AcuPulse

医師紹介

森川 脩介 〈部長〉

出身大学
平成27年 大阪医科大学卒
資格
日本形成外科学会認定形成外科専門医 / 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会認定責任医師 / 日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医 / 日本医師会認定産業医 / 日本医師会認定健康スポーツ医 / 日本スポーツ協会公認スポーツドクター/臨床研修指導医
医師写真

前田 直希 〈医長〉

出身大学
平成28年 金沢医科大学卒
資格
日本形成外科学会認定形成外科専門医 / 乳房再建用エキスパンダー / インプラント実施医/臨床研修指導医
医師写真

山内 真紀子 〈非常勤〉

外来診察表

  • 予約の変更、その他お問い合わせについては平日の14:00~16:00の間にご連絡ください。

休診・代診情報