夏休み、そうはいっても、先生方にはお休みはなかったですね。しかし、たくさんの方の御出席をありがとうございました。今度もよろしくおねがいたします。 テーマ 今回は、7月5日に行われた早修小学校1&2年生と5年生の「すてきな いのち・からだ」の授業報告と 7月16日大阪でおこなわれたJFPA性教育セミナーの報告と報告でした。
1)いのちの授業 伊勢病院SさんとKさんの早修小学校1&2年生と5年生に対する授業報告でした。 早修小学校の授業は、まずは助産師さんが、どういう職業か?「生まれてくるとき、まず、そばに いてくれる人」という説明から始まりました。 @紙芝居の上演により、「生まれてきてくれてありがとう!」というメッセージを子供たちにおくり ます。そしてお腹の中の胎児の心臓の拍動の音、産声をきいてもらうことで、いのちの始まりを 感じてもらいました。 A命の始まりの大きさは画用紙に針穴をあけた、その穴の大きさなんだよ! いのちの始まりは皆一緒!いのちのもとはお母さん、お父さん両方からもらうんだよ! 誰も命の始まりは同じ大きさだよ! B胎児人形の抱っこ体験、聴診器で自分の心臓を聞くことで、胎児の拍動の違いを感じてもらう。 このような構成で授業は行われました。こども達(5年生)の感想はとても素直で、とくに実体験と して感じた胎児心音の音、受精卵の大きさ、胎児の抱っこ体験などに対する感動がとても多かっ た。 もっと、もっと、こども達にこのような授業を普及させていき、いのちを感じてもらえるといいなあと思 いました。 2)性の健康教育の実践 〜聴衆の心を掴む私の工夫〜 今回は伊藤先生、上村先生、北村先生たちの経験からどんな工夫をしているのか?どういう注意が必要なのかを聞けた。 *子ども達の心をひきつけるには、自分の思いを込める、アンケートから常に改善する姿勢が必要だと言う事。 *伝えたいこと、聴きたい事が違う事がある事を知っておく必要あり! *対象者をリサーチすることがまず大切! *アイテムを使う。 *実体験は、聴く人のこころを引き付ける。 *自分のプライベートにもふれる。 *自虐ネタは効果絶大。 *どんな性教育も人を傷つけることはある。トラウマをつくらない性教育とは? *昨今の現状は梅毒の増加! セックス経験はないというが、オーラルセックスを経験している子は意外に多い! なかなか、対象者にインパクトを与える授業は難しいですね。経験をつみ工夫をしていく必要がありますね。 皆でさらに勉強していきましょう。 次回勉強会 10月4日火曜日 18時より 伊勢病院1階 前回と同じ外来食堂でおこないます。 テーマは持ち寄りましょう。 文責 市立伊勢総合病院産婦人科 産婦人科 村松温美