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平成27年7日7日 
     第59回 ティーンズクラブ・アイリス・伊勢 勉強会記録
H27年519日 18時より(出席者 院内1名 院外6名)

今年度初めての勉強会でした。なかなかいろいろな行事でいそがしい時期なのか、出席者はすくなかったです。しかしながら、短い時間でしたが、有意義な会でした。地道に継続していきましょう。


  
テーマ
  •  5月17日名古屋でおこなわれた、性教育フォーラム、精神科医の松本俊彦先生の講演をSさんが聞いてきてくれました。テーマは『自傷行為の理解と援助〜故意に健康を害する症候群』でした。
    講演の内容は
    若者の1割は自傷行為がある、しかし周囲がきづくのは30分の1。地域差はなく、男女差もほとんどないが
       多少女子が多め。(男7.5%、女12.5%)
    自傷を繰り返す若者は、96%が一人ぼっちで行ってる。そのことはだれにもいわない。
        注意 何の根拠もないのに『アピールのためと』思っている人が多い。大きな間違い。。。

        自傷はアピールじゃない。孤独な対処スキル!

    自傷には鎮痛効果がある。「からだの痛み」で「こころの痛み」に蓋をする。
        皮膚を切る瞬間につらい出来事の記憶もつらい感情に襲われたことも自分の生活や人生かた切り離される。
        で、なかったことにしてしまう。これには体性効果と依存性があるので、だんだん些細なことで繰り返すようになる。
        そして、人に隠れてしていたのが人前で、生きるためでなく死ぬためにするようになる。

    過量服薬による鎮痛は事態を複雑化、深刻化させる。そのためにより「死」が近くなる。
    私達は氷山の一角しかしらないことを知る必要がある。医療機関を受診しないものは90%もいる。
    私達のできる事
        命令しない!
        心の痛みがあることを知っておく。
        自傷の良い悪いを議論しない。
        共感しながら謙虚に伝える、次回につなげる。
        「見える傷」背後にある「見えない傷」を考えよう!

        自傷をみたとき、感情的にならず、たんたんと反応することが必要。

    「故意に自分の健康を害する症候群」たとえば セックス 自傷 過食拒食 薬物 たばこ アルコールなどがひとつ
        あ
    るだけで自殺リスクは2から3倍に増える。自殺予防教育が必要。

    貴方は3人にひとりの信頼できる大人ですか?
      信頼できる大人の条件

       
    頭ごなしに決めつけない。孤立していない。援助を求める事ができる。


     次回勉強会    8月4日 18時より 伊勢病院2階 講堂です。テーマは持ち寄りましょう。

                                               市立伊勢総合病院産婦人科      村松温美