平成24年4月17日 ＰＭ6時00分〜7時30分 講堂
人数 院外 18人 院内 8人
今回は、GIDをカミングアウトした礪波晴紀さんにきていただきました。院外からも教育現場以外の人にも参加していただき、有意義な会となりました。皆さんご参加ありがとうございました。
テーマ 性同一性障害（GID）
今回の講演は南島中学校のN先生の提案で実現しました。N先生ありがとうございました。
礪波晴紀（23歳）さんは、FTM。三重県在住の方です。GIDをカミングアウトすることで、GIDについてもっと皆に理解して欲しいと仕事のかたわら、積極的に活動をされています。単なるGIDの勉強会と違い、今回は当事者の話を直接聞くことができた、すばらしい会でした。もっともっと聞きたかったです。
私たちはGIDについて知っているようで本当は何もわかっていないんだと思いました。礪波さんの『性別で友達を選んだりすることがないのと同じで、私たちは性別で生きているわけではない。特別視することなく接して欲しい！』という言葉がとても胸をうちました。GIDの現状をもっとわかってほしい！という彼の気持ちがいっぱい伝わってきたと同時にいっぱい考えさせられた講演会でした。私たちはこれを機に、いろいろな思春期の子どもに接するときに、いろいろな情報を子どもたちをはじめ皆に伝える、もし誰かが自分の気持ちを打ち明けてくれた時にそれを受けとめることができるようになりたい、受けとめたい！と思いました。この講演を聞いた皆が同じ気持ちだったと思います。
GIDの人の中には、はるな愛さんなど、明るいキャラでGIDをカミングアウトしながら活動されている方もいれば、アルコール依存や鬱になってしまっている人など、いろいろな人がいるようです。TVではいろいろな人たちが出ています（おかま、おなべ、ニューハーフなど言葉がいろいろあり、頭がごちゃごちゃしますね）。彼らの中にはGIDとは違う人がいっぱいいます。いろいろな人が世間にいるのだけど、皆、病気でもなんでもないんだということを私たちはもっともっと理解しながら、皆が生きやすい世の中にしていかなくてはと思いました。
GIDのことをもっともっと勉強していきましょう！子どもたちに伝えましょう！
礪波さんに遠慮せずに相談しましょう！いろいろなところに来てもらって話してもらいましょう！
次回勉強会
日 時 平成24年6月19日（第三火曜日です） 午後6時より
場 所 市立伊勢総合病院 2F 講堂
テーマ 検討中（教育現場担当ですが、皆でしましょう）
お知らせ
＊勉強会でテーマ内容にご希望があれば連絡をください。
＊どなたかこういう人の話を聴きたい！などあればご連絡ください。
実現するよう努力します。
文責 市立伊勢総合病院
産婦人科 はるみ