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     第32回ティーンズクラブ・アイリス・伊勢 勉強会記録
              平成22年1月19日 PM6時00分〜7時00分 講堂
                         人数  院外 14人 院内 11人
 
 今回は今年初めての勉強会でした。たくさんの御参加ありがとうございました。担当の先生には資料を御持参いただき、ありがとうございました。

テーマ 1)高校現場での実際におこなわれている教育について(M先生)
    2)HPV感染およびワクチンについて(H)
 
 高校現場は小中学校とちがい、高校どうしでの横のつながりがうすいので、U高等学校についてうかがいました。
 やはり、指導要領には、小中学校とおなじように性行為自体をアバウトにつつみ、教育者が追い詰められないようにという配慮からか、あいまいな表現、こちらからすれば矛盾した教育内容が明記されておりました。が、今の日本では仕方ないですね。
 つくづく感じたのは、私見ではありますが、小中学校できちんと自分の体について正しい知識を身につけさせること、人との付き合いを大切にすること、異性や同性との深いお付き合いはそれなりのリスクがついてくるものであることなどを身につけさせることが必要とおもいました。それらをふまえ、その後に高等学校あるいはそれ以外の場では、具体的な事例をもとに、さらに性を身近に感じてもらいながら、子供たち一人一人がさまざまな情報の中から正しい知識を取捨選択する力を身につけ、マイペースで人との関係をきずいていくような流れを子供たちにつけてもらえばなぁと思いました。特に伊勢では最大限の努力をこれからもしたいですね。むずかしいですね。

 HPVワクチンについては、まだまだ漠然としていてわからないことがたくさんあります。しかし、今後さらにいろいろ研究されていくとおもいますが、現在わかっている知識をある程度はきちんと子供たちや父兄には話せるようにしてほしいとおもいます。3回で40,000円前後は一時的には高い金額ですね!子供の将来を考えると果たして高いかは別です。子供たちにも父兄にも、セックスデビューの前に考えなくてはいけないことを、きちんと皆が指導していけるといいですね。
 そして、日本の癌検診率でおわかりいただけたように、いかに日本人が予防医学への取り組みができていないかということがわかったとおもいます。その点ももう一度、先生方をはじめ皆さんで考えていただきたいとおもいます。新しい情報は勉強会以外でも発信していきますね。

 さて、この勉強会についてのあり方ですが、やはり将来に不安と問題を漠然と感じました。今後どうなるかわかりませんが、たくさんでなくとも本当に子供たちのためになにかできることをみなでしようというメンバーが少数でもいいので、集まりながら、楽しみながら、しかも参加する人が受身姿勢でなく、アイデアをだしながら、企画を相談して盛り上げていければというのが私の希望です。義務的になってきたら、今の勉強会という形はやめようと思います。
 
 
 
 
次回勉強会

  日 時   平成22年3月23日(第4火曜日) 午後6時より
        *今回は卒業式の関係で翌週となってます。
  場 所   市立伊勢総合病院 2F 講堂
  テーマ   今回は教育関係者の担当です。(詳細テーマは未定です。おって連絡をします。)
 
 
 
 
お知らせ
  特にありません


                              文責 市立伊勢総合病院
                                  産婦人科 はるみ