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第25回目 議事録 平成21年3月17日 出席者 9名(院内5名) 勉強会テーマ:性感染症についての続き(担当 H) 内容: 以前にも簡単に勉強しましたが、今回も前回に引き続きSTD&STIの各論にしぼりました。 今回は性器ヘルペス、コンジローム、淋菌感染症病でした。 これらはクラミジアと一緒で保健所への届出対象感染症です。 クラミジアも含め、全国は11月から1月まで減る兆しはありません。 三重県の報告では1月はクラミジアの報告が少しが減ってますが・・・。 もっともっと啓蒙が必要ですね。 昨今、性教育関連の訴訟で、性教育をした養護学校の言い分が認められました。 とは言うものの性教育の内容についての裁判官からのコメントはありませんでした。 私たちは子供に本当に必要とさる教育はなんなのかを検討しながら、今後も萎縮せずにがんばっていきましょうね。 1)性器ヘルペス(GH) 単純ヘルペスのTとUでおきるものです。 問題点は、一度治っても、神経節などに潜伏して、疲れたり免疫力が減るとまた出現するということです。 そのために、非常に精神的に参ってしまう事です。 嫌な病気ですね。 昨今、すばらしい治療が出たと言う報告はなく、抗ウィルス剤が治療に使われます。 2)尖圭コンジローム 担当者の私の勘違いで、前回と同じことを再度してしまいました。 N&Nさんごめんなさい。あとで気が付きました。すみません。 ※これについては、特に付け加える事はなかったのですが、HPVワクチン(子宮頚部癌以外にコンジロームにも効果のあるもの)が今年、日本でも出ます。 どのような基準や価格で接種できるかは未定です。 何歳からうてるのか?公費負担がどうなるか・・・。 また、決まり次第報告します。 3)淋菌感染症 統計上は男性に多いのですが、女性は無症状の事が多いからでは?と言われています。 統計上は男性は女性の4倍です。 最近は抗生物質抵抗性のものも多く、咽頭に淋菌がいても無症状のことが多いので、困りますね。 出来るだけ、性器に淋菌がいたら、咽頭も症状がなくても必ず調べさせてもらい。 広がらないようにしなくては、と産婦人科医皆が心していかないといけませんね。 薬が効きにくくなるという事は大変な事ですからね。 =今年度の春の卒業シーズンの出前講座を通じて= 今年は2月から3月、いろいろな中学校3年生に出前講座をさせていただきました。 お声をかけていただいてありがとうございました。 命(生命誕生)の講座については、子供へのアピールがすごく難しいと思いました。 また、その講座の行う適正な年齢についても考えさせられるものがありました。 来年度はさらに子供たちが、自分たちが生まれてきたことをしっかり前向きに受け止められるような感動の講座をさらに模索し続けていきたいと痛感しました。 体と性の講座については、中学3年生が対象でした。 時期としては中学3年生が一番良いなあと最近思っています。 (もちろん、その前に少しずつ学校で勉強は必要ですが。) ただ、男女一緒?別々?などいろいろ考えさせられましたが、子供たちの反応をみると男女別々にしていくほうが、子供への体の教育には役にたつように思いました。 先生方も是非、ご検討をお願いいたします。 来年度はもっともっと医療現場から子供たちへ、皆で手分けして、メッセージを送りたいと思いました。 よろしくお願いいたします。 教育現場のすること、医療現場でしか送れないメッセージなど、それぞれが役目を果たしていきましょう。 めざしたいのは、子供らには同じ体や性の知識をもって中学を卒業して欲しい!という事です。 大切な追伸 @養護の先生がお一人今年度で退職されました。 ご苦労様でした。退職されても、皆さん、是非いつでもいらしてくださいね! A6月に思春期相談保健士学術研究大会が大阪で開かれます。 今回のテーマはパーソナルディスオーダーです。 是非ご興味のある方はどうぞ。 結構、気が付かないでいるのですが、この疾患は多いのではと言われています。 詳細は大阪に参加している人に6月に終ったら聞きましょうね。 この学会でSさんが、ティーンズクラブ・アイリス・伊勢の活動を発表してくれると思います。 今年は花粉症がひどいようです。あと少しですね、乗り切ってくださいね。 暖かい冬でしたね、もうじき桜も咲きます。 感慨深い卒業・進学シーズンですが、皆さん前向きにいろいろと自分の人生を考えながら、一日一日を大切にしていってくださいね。 若者へのメッセージも兼ねて! お知らせ
文責 はるみ |
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Iris Ise |