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第8回目 議事録
平成19年8月22日
出席者 13名?(今回は不正確な人数でごめんなさい)
今回はいつものわいわい勉強会と違ったので変な感じだったかも?
初めての方にはすみません。
いつもとは違う勉強会でした。
こりずに来てくださいね。
若者大歓迎です。
おばさん、お母さんパワーを気にせず自分のためにいらしてください。
 
勉強会内容:思春期における基礎体温の意義
     (22日の養護の会のための資料提示)
      思春期外来の現状とSTDの写真など性教育について
 
8月21日(第8回目)は、スライドの関係で栄養相談室で行いました。
主に中学校、高等学校で行われる性教育の資料に使われているスライドの一部を皆さんに見ていただきました。
正直、参加された方が見る機会のほとんどない写真だったかとお思います。
『子供はこんなのを見てるんだ』とショックな人も。
『ふうん』と思った方、『大丈夫かなあ、こんなの見せて!』という感じの方など色々言葉には表さなかったけど、心の中で色々思われたのではないでしょうか?
本当は不適切!と怒った方もいたのかなあ?
その後の御意見の中に、
「子供の成長段階で、見るのを嫌がる子も確かにいるけど、早めに知ることの方が良い場合もあるのでは?」
「これをみると気持ち悪くなってしまうのでは?」
そして、
『こういうのって男の子も女の子も一緒に見るの?』
  • →痛いところをつきましたねえ。
    今の教育現場では、時間がないというので数百人一緒のことが多いです。
    私も男女が一緒って必ずしも良くないって思っていました。
    女の子は女の子だけで、男の子は男の子だけのほうがよい場合も本当はあるのでは?
    そしてきめ細かい指導ができるのではないかと。
    本当にそうですよね。
    私は強く、これからその点を先生方にアピールする必要があると思っています。
    昔みたいに、生理の授業を女の子だけが体育の時間にこっそり集まって聞くのとは違う意味で必要だと思っています。
 
今の教育現場の大きな問題点は
  1. 性教育のどの段階を、どの年齢までに教えるのか?
  2. 性行為の持つ意味をどうやっておしえていくのか?
    何故セックスするの?
    どういう関係ならしていいの?
    責任とは?
  3. 性教育ってなに?
    アメリカでは性器の写真などは見せない?
    どういう教育が理想?
  4. 性教育だけでは足りない。
    心を始めとする道徳的な教育と一緒になって初めて心を打つ教育ができるのかも?
  5. 家庭での教育との連携は?
    家庭あっての性教育では?
  6. 予期せぬ妊娠やSTDから子供をどう守るか?
  7. 子供だけでなく、結婚していない女性が本当に自分の体を大切にしているのか?
    セックスの意味を考えたことがあるのか?
    交際相手との関係を続けさせるために、セックスをしたくないのにしていないか?
    セックスが相手を思いやる行為というより、プレイになっていないか?
    自分にとってセックスとはなにか?
ごめんなさい。
確かに思春期の子供も心配ですが、私は結婚していない大人の女性も心配なんです・・・。
Why だって彼女らがお母さんになって、これからの世代に伝えていく人だからです。
彼女らの時代は中途半端な性教育の時代でしたから、傷つかないで欲しいんです。
自分の一生添い遂げる、大切な相手を見つけて欲しいんです。
一時のセックスに溺れて、大切な何かを見失わないんで欲しいんです。
てな訳で、私は個人的には20台前半の女性が本当は一番心配なんですわぁ。
ただ、人生の中で、セックスが自分の頭を強く支配する時期って、男性も女性も人によってはあるのかもしれません。
その時期を過ぎて初めて冷静に自分を見れるようになるのかもしれませんね。
おせっかいおばさんの独り言
 
 
次回(第9回目)の思春期勉強会
日 :9月18日
場所:空いていれば栄養相談室
  (そのつもりでいてください、変更時は連絡します)
時間:17時30分開始(1時間予定)
内容:STD
 
8月22日 伊勢市養護教論部会の学習会の報告
思春期保健相談士の神内さんと行ってきました。
  1. 伊勢では性教育のパッシングが数年前にあってから、なかなか積極的にやりにくくなったそうです。
    子供は理解してても、自宅で子供たちが親に話すと、どんな写真?どんな内容だったと後で学校にクレームが来ることもある。
    もっと親への連絡や教育も必要かと。
    また、中学校では、なかなか成長に差があるので、なかなか画一的にはいかない面もあり、苦労すると。
    →今後色々連絡しあいながら、医療現場やアイリスも参加しながら、模索していきましょう。
  2. 先日のスライドの性器の病変の写真は、すべての子供に見せるには無理があるのでは?どう思いますか?と問題を提示する。
    また、正直、こういう写真を見せながらの教育の仕方は、性病は恐いもんだという『脅し教育』であり、している方も本当は辛い。
    アメリカなどの性教育は進んでいるが、写真は見せないようだ。
    伊勢の性教育の現状ではこの写真はきついと。
    出さない方がいい。
    どうしたらいいか?
    →見たいと思う子もいると思う。
     そういう子供にはやはりきちんと見せた方が良いのでは。
    →見たい子には、見れるような講座の作り方ができないか?
     選択講座みたいに、成長や興味に合わせて性や体の教育を受けるシステムなどは?
    →今後の大いなる期待
  3. アイリスの勉強会にも養護の先生方は機会あがれば一緒に参加して勉強したい。
    →大歓迎。色々勉強会がある時は知らせます。
  4. 養護の先生たちとしては、担任や校長の理解が少ない。この点が辛い。
    →こちらの方から、校長や先生方に働きかける努力をする。
  5. 学校現場はこのような内容に時間をさけない現状である。
    →大切な内容なので、何らかの形で色々な内容の講座を色々こちらから提供する努力をするので、そういうものを利用しながら、伊勢市における体と性の勉強を子供たちができるような機会を与える努力をし続ける。

文責 はるみ