研修プログラム

プログラムの目的と特徴

将来、プライマリ・ケアを中心とした一般診療に対処し得る第一線の臨床医、または高度医療を担う専門医のいずれを志すにも必要な医療に関する知識、技能および態度について研修を行い、幅広い臨床能力を習得することを目的としています。

当院は、三重大学医学部附属病院の病院群です。基幹型研修病院を大学病院とし、大学病院の研修プログラムにおける「市立伊勢総合病院コース」として、特徴あるプログラムを提供していきます。大学病院と協力病院での地域医療で最低12か月の研修を行い、最大11か月は当院で研修を行います。
大学病院での研修の長所と市中病院での研修の長所、双方を活かすことができるプログラムを研修医の希望に合わせて作成することが可能です。

伊勢総合病院コースローテート

研修スケジュール例

ローテートについては、研修医と事前にヒアリングを行い、その結果を参考に決定しています。
なお「小児科」については三重病院等、地域医療については協力病院での研修となります。また研修医の希望により、県外の病院で救急医療を学ぶことも可能です。

スケジュールの例

救急研修

伊勢志摩地域では、市立伊勢総合病院と伊勢赤十字病院が輪番制で救急患者を受け入れています。
当院の輪番日は火曜日および金曜日または土曜日となっております。
指導体制としては、内科系指導医・上級医2名、外科系指導医・上級医1名体制の元、研修医も2名以上で救急診療を行います。
1月あたりの当直回数は、伊勢病院研修中は月3回、三重大学医学部附属病院または協力病院研修中は月2回を基本としていますが、研修医の希望により当直回数を増やすことも可能です。

令和4年度のER実績は下記のとおりです。

  件数 うち救急搬送件数 研修医1人あたりの件数 備考
輪番担当時 金曜日件数(計26日間) 771件 455件 96件/人・年 研修医定員数(8人)で除算
土曜日件数(計26日間) 1,558件 803件 195件/人・年
合計 2,329件 1,258件 291件/人・年
輪番担当外時 平日時間内件数(計243日間) 2,648件 1,141件 662件/人・年 1年目研修医定員数(4人)で除算
休日および平日時間外件数 522件 72件 -
合計 3,170件 1,213件 793件/人・年
総件数 5,499件 2,471件 687件/人・年 -