優しく面倒見のいい人たちがたくさんいて、新人を教育しようととても助けてくれます。
−まず、伊勢病院を研修先として選んだ理由を教えてください。
高齢者が多い地域の中核病院である当院であれば、将来高齢化が確実視されている社会の中で医師として働く際に役立つ貴重な経験ができると考えたからです。
−伊勢病院の研修の特徴は?
三重大学とのたすき掛けなので、市中病院と大学病院のどちらも経験できることも大きな特徴の一つであると考えます。
−研修先として選んで良かったことは何ですか。
上級医の先生たちが研修医のことを気にかけてくれるので熱心に教えてもらえ、とても質問しやすい環境であること。
−研修を受ける前と実際に受けての感想などをお話しください。
紙カルテであるため様々な不安を抱えていましたが、オーダリングシステムがあるため使用感は電子カルテとそこまで大差ないです。
−患者さんへの対応で苦労したことなど、ありますか?
ご高齢の患者さんが多いため話を聞き取りにくいことが時々あり、しかもご家族さんと同居していないときは問診することに苦労しました。
−どんな医師になりたいですか。
高齢化した地域の中に身を置き、その地域のニーズに応え努力していく医師になりたいです。
−休日はどのように過ごされていますか。
妻と二人で過ごしたり、上級医の先生と検査技師さんが主催してくださる飲み会・バーベキューに参加しています。
−ある1日のタイムスケジュールを簡単に教えてください。
7:00 | 起床 |
---|---|
8:30〜 | 回診・カルテ記載 |
13:30〜 | 文書作成・勉強会 |
18:30 | 帰宅 読書 |
20:30 | 夕食 |
22:30 | 入浴 |
23:30 | 就寝 |
−研修の病院を選ぶ大学生に向けてアドバイスをお願いします。
国家試験を終えて新米医師になったら、慣れない業務に加えてポリクリとは段違いの責任を伴う診療・手技などがあり、慣れないうちは大きなストレスがかかることがあります。その時乗り越えていくには、家族・友人だけでなく職場の人たちに助けてもらうことが必須だと僕は考えます。たしかに地方都市の中核病院であるため、大学病院や都市部の中核病院のようにたくさんの最新機材はありませんが、市立伊勢総合病院には優しく面倒見のいい人たちがたくさんいて、新人を教育しようととても助けてくれます。そのような点で僕は市立伊勢総合病院をお勧めします。