トップ    ティーンズ    ウーマンズ    リンク集
  平成26年3月20日 
     第54回ティーンズクラブ・アイリス・伊勢 勉強会記録
H26年3月18日 18時より(出席者 院内3名 院外7名)

 こんにちは。3月の年度末、春休みの前のためか、出席者が少なかったのですが、いろいろなお話ができました。ありがとうございました。RIFCAも伊勢・志摩多くの養護教諭の先生方に御出席いただき、有意義なみっちりの研修をうけることができました。RIFCAで、学んだことを機会あれば思い出しながら、苦しんでいる子ども達のために力になる事ができればとおもいます。
  この研修を子供に接することの多い多くの方々に是非受けて欲しいとおもいます。


テーマ

  • 1) 忙しいなかNさんが、可愛いお子さんを連れて参加して、ある放送番組の内容を報告してくれました。 2.26のTV放送の内容でした。女性リアル「誰にも負けない。。。。子供の性」がテーマだったそうです。なかなか興味があっても勤務している方々には聞けない時間の放送です。子供の性の悩みのアンケートの中で多かったのは、生理をどう伝える?子供がエッチな本を読みだした、娘や息子に恋人ができた時、などでした。番組内ではそのアンケートについても、いろいろな話があり、盛り上がっていたのではとおもいますが、Nさんはその一部(私たちが性教育に携わるうえで大切な内容)を教えてくれました。人工妊娠中絶は10代20659件、こういうと漠然としすぎてわかりにくいのですが、それは一日にすれば57人がうけてるというすごい事実!説明の仕方をかえるだけで、子ども達へのインパクトはおおきくかわりますね。 STDにつては10代の性行為経験者の10人にひとりがSTDにかかっているという現実。2011年の若者の性白書ではセックス経験のある若者は、高校生女子22.5% 高校生男子14.6%、中学生女子4.7%、中学生男子3.7%。→この表現ではわかりにくいが高校生女子は4人に1人、男子は7人に1人、中学生女子は20人に1人、男子は25人に1人。表現を変えるだけで分かりやすくなると教えてくれました。子供たちに性教育をするにあたり、さりげなく本をおいたり、禁止や命令口調でなく自分はどう思うかを伝える重要性、質問されたら逃げない、ごまかさない!など、日ごろ皆さんがきをつけている内容とは思いましたが、表現の仕方、現し方など参考になりました。
  • 2) 2.1 SRHセミナーの報告を、参加されたKさんのかわりにSさんが報告してくれました。SRHセミナーはいろいろなテーマの講座があるようで、今回は産婦人科医の北村先生や上村先生の講演のなかから大切なポイントを教えてくれました。みなさんご存じの内容かもしれませんが、改めて再認識したポイントも多かったです。最近話題のピルの血栓問題、トップアスリートの女性の月経問題、STDにしても、教えることは子供たちを刺激することになるのではなく逆に行動に慎重になるし、コンドームの意義もしっかり理解するようになること。口腔性交の経験がある若い世代では、それが当り前になりつつあり、それがSTDの温床になってる事実を認識する必要があることなど、我々大人はしっかり知っておく必要があるとおもいました。また番組つくりの実際と言う講演のなかでは「番組は作られものであることを意識してみないと!」と言うメッセージが心にのこりました。番組を見るときに我々はその表だけでなく、番組を作成した人のいわんとすることを知ろうとしなくてはいけない、それが大事なんだ、そういう見方をしないといけないと、貴重なアドバイスをうけました。子供たちにもそのことを伝えないと!
    2.15 思春期保健指導セミナーではフォトジャーナリスト大藪順子さんの「STANND」性暴力防止と被害者も輝いて生きるために」という講演がありました。日本ではアダルトビデオなど見たくない人の権利がアメリカと違い守られていない!アメリカはお金を出さばければみれない、などなどアメリカと日本の違いなど、多々印象にのこりました。大切なことは自分が嫌なことは嫌と。。。たとえば嫌いではないけど、嫌なんだと意思をきちんと伝えること。自分で考えて意見を言う、行動する事の大切さ。セックスが怖くならないように、素敵な行為であることをもっと伝えなくてはいけない。レイプはセックスではないんだ、同意のない一方的な行為なんだということを区別しておかなくてはいけない。など、印象にのこった内容でした。また、今回初めての企画で「産婦人科医が答える現場からの質問」は医師以外の職種のひとには、有意義な役立つ内容だったとおもいました。

次回勉強会

日 時   H26年5月13日 18時より
場 所   伊勢病院2階 講堂です。
テーマ   テーマは持ち寄りましょう。

伊勢病院 村松はるみ